Category : Wood Accesary

Tenor Saxophone Mouthpiece YANAGISAWA Metal❶

ブランド名:YANAGISAWA 型式・仕様:Metal・SP 「Made in Japan」の「ハシリ」であるヤナギサワは「丁寧な造り」と安定した品質から人気の高いマウスピースの一つです。   暗めの音色と控えめなエッジ、タイト感のあるサウンドはメタルマウスピースの方向性の中にあっては、ミディアムな立ち位置と言えます。過激なフュージョンバンドやどっぷり浸かったモダンジャズのような究極的な方向より汎用的な使い方が得意そうなマウスピース。 エアースルーがスムーズでコントロール性も高いこところからサウンドメイクもし易く、演奏(銜えた時の)時のヴォリューム感は、メタルの中にあって中程度、比較的扱い易いマウスピースの一つであり、(メタルマウスピースを)初めて使う方には試して頂きたいものの一つです。(ヤナギサワが火付けとなったPGPフィニッシュは、クラスを問わず密かにアゲアゲ) サイズは、一般的な5番から9番までの整数表示のみ。それ以外でもオーダーを出せば製作は可能とのこと、ただしチャンバーは現行モデルのみ。専用リガチャー・キャップ付きです。

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Alto saxophone Mouthpiece Gottsu Soloist “Crossover” ②

ブランド名:Gottsu 型式・仕様:Soloist Crossover・ポリ・カーボネート 形は紛れもなくセルマーの”Soloist “(ショートシャンクタイプ)で、一昨年、マーブル素材でデビューした、ソロイストシリーズですが、従来のキャラクターを全く変えたのがこの”Cross Over” 行き過ぎないところのエッジイでタイトなサウンドが特徴。ビックバンド等、パワーを求められるようなものにあって特有のハードトーンが存在感を発揮。 スタジオ系のマウスピースにありがちなピーキーな部分も抑えられ、コントロールがしやすい所もセールスポイントの一つです。 見た目のクリスタルは、“(かつて少し噂になった)Jeke”感がありますが、材料はポリカーボネート。高い強度を持ち、多少・・・いや、かなりの衝撃でも砕ける事のない、何かあった時にはありがたいと思うだろう、マウスピースです。 ちょっとした人気からニーズもそこそこありながら現在では廃番、その後継とおぼしきモデルが発売中。 若干の在庫があります。

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Tenor Saxophone Mouthpiece Otto Link Metal “90th Anniversary”

ブランド名: Otto Link 型番・仕様 :90th Anniversary Model・Metal,GP オットーリンク90周年記念モデルで、シャンクのくびれなど外観形状やナンバリングポジションを当時のものに準じた、いわば「オールドモデル」の復刻版。   特段のクセも無く、鳴らし易いところは、スタンダードのオットーリンクと相通じるところですが、加えてそのスタンダードモデルよりチップレール付近の形状変更やチャンバー構造を従来のものより大きくえぐり取っているなど、細部(大胆に)を作り込むことによって、より太く、よりにごり感がブレンドされた、「オールド・リンク」に近づいたサウンドとなっています。 その他にも心をくすぐるシリアルナンバー入り。サウンドもルックスも充実したリボーンの「ビンテージ」モデルは、たっぷりと吹き込む事により、一段と深みのある独自のテナーサウンドをオールドの香りとともに存分に味あわせてくれそうで、ジャズプレイヤーとしては、使ってみたい一品です。 定番のあのリガチャーとキャップと巾着袋付き、ボックスはスタンダードとリバースタイプのカラーボックス

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Reed Medir

ブランド名:Medir 型式・仕様:American・5s/Box ここ数年来で愛用者を増やしているブランドで産地はスペイン。 元々は他社ブランドのOEM生産を行っていたために、(当然ですが、表に出る事も無く…)一般的にまったく馴染みのないブランド名ですが、委託生産を受けていたくらいなので、メーカとしての歴史は結構古い。 全体的にコシの強度は弱めで、バラつき感も少ないほう。歯切れがよく、適度に雑味(スモーク?)がかったドライがかったサウンドのなるところが特徴です。 シングルカットでソプラノ、アルト、テナーサックス用とも5枚入り。  

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Reed Vandoren・JAVA

ブランド名:Vandoren 型式・仕様:JAVA・American フランスのバンドレン社における、ジャズユースを意識したシングルカットのリード。 強い「アク」を感じるようリードでは無いものの、適当に雑味があり、細かなニュアンスやメリハリなどが付け易い。全体的に薄めのカットは、同じバンドレン社のトラディショナルに比べ、コシの強さが0.5程度弱く感じられる。先端が細かく振動するタイプで「ざっくり」よりは「さくさく」向きで鳴らし易く、使い易いリードの一つと言えます。トラディショナル同様に何十年にも渡って、お馴染みだったシンボルカラーのブライトグリーンですが、新たにファインレッドボックスのフレンチカットが登場。同じ番手であればフレンチカットの「赤」の方がどちらかというと明るめ、コシも強め感じられます。ある程度の強度までいくとその差はほとんどありません。  

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Alto Saxphone Mouthpiece Vandoren “V16” ❸

メーカ名  Vandoren 型番・仕様 V16・Rubber リードの代表的メーカの一つであるバンドレン。「青箱」(トラディショナル)をはじめ、JAVA , V16 は、ジャズユーザーにおなじみのブランド。 バンドレンと言うと、クラリネットやサックスにおける”V5”や”Optimum”などクラシックでのユーザーが多いブランド。 このV16シリーズにおいては、発売後10年程度が経過し、テナーサックス以後バリトンサックスまでもをラインナップ、マイナーチェンジ後もこのジャンルにおける存在感を増しつつあります。 クセのない吹奏感やクラスを問わないコントロールの良さ、また個々のバラつきも小さく安定感が感じられるところも特徴的。ただ、その特徴的な部分がマイナス面に感じる事もありますが、普通にパワフルにも扱えて、オーソドックスながら細かな雑味、ツヤっぽい暗めの音色が、ニュートラディショナルとも言えるジャズサウンドが、安定したニーズを維持しています。   オープニングサイズは5番から9番までで、広い方は少ないながらも人気があるのは不思議なところ。見た目にわからないミディア ムとスモールチャンバーの2種類があります。 リガチャー、キャップは付属していません、本体のみ。

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Soprano Sax Mouthpiece Otto Link “Rubber”❶

メーカ名  Otto Link 型番・仕様 Tone Master・Rubber ジャズテナーの王道的マウスピースと言うべきブランドでご存知の方も多いはずですが、ソプラノの方はというと、ほとんど見かけることがなく、メタル共々存在感が著しく薄いマウスピースです。ですが、・・・・ 音色は暗めーでも「暗い」と言うより「明るく」ない・・・。 (その音色からか?)ラフな扱いをしても鋭くなり過ぎないところと適度に色彩感が感じられるところが意外ともいえるポイント。テナーのイメージは小さくなりますがが、ソプラノサックスの性格上タイトなサウンドになるところが、マイルドに感じられ、特に中低音のアタリや太さも特徴です。 はっきりとした方向性からチョイスされる事は少ないし、フラジオが当たり易くてーということもなく、オコントロール性はそこそこ、パワフルっぽくもないようだから、まずは「価格面と取っ付き易さから・・・」で使ってみるのがおもしろいかな?っていうマウスピースです。 当店の二番押しです。

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Alto Saxophone Mouthpiece Jody Jazz HR③

メーカ名  Jody Jazz 型番・仕様 HR・Hard Rubber 店頭ではあまり見かけることの少ないレアなアメリカ製のマウスピースでしたが、輸入元が変わり上陸後10年が経過した結果、知名度もかなり高くなってきたブランドです。   オーソドックスな外観とともに特別クセも感じる事も無く比較的イージーな吹奏感。エアーコントロールも比較的容易、ヴォリュームも出せるので、コンボやビックバンドな多様なジャズシーンでの活躍が期待できそう。メイヤーに代表されるようなストレートバッフルにラウンドタイプのチャンバーですが、テナーサックスを思わせるような粒の粗いゴリッとしたザラツキ感のあるサウンドと甘さを抑えたビターな味わいがするダークな音色が特徴的なマウスピース。 メインがジャズでなくともエアーの入れ方がフィットすれば思わね効果を発揮する事も。某大学生である、ふわちゃんいわく「課金サイコー!」とのこと、まあ・・・何のことだ?・・・よくわかりません。 当初はそのサウンドから先ほどのとおりテナーに人気がありましたが、ブランドの浸透とともにアルトの方に波及、現在ではスタジオモデルもラインナップされ、人気を継続中。 サイズナンバーは、#5、#6、#7…で最もオーソドックスな表示方で、ポピュラーなところは5番、6番というところ。

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Tenor Saxophone Mouthpiece Otto Link Metal “RG”①

ブランド名:Otto Link 型番・仕様:RG・Metal Otto Linkというものの、大抵の方が想像するあのゴールドで胴回りの太いOtto Linkではなく、RGと名乗る「別物」のモデル。その"RG" とは製作者“Rocky  Giglio”の頭文字からとられたもの。 全体的にスリムな外観ながら、ビークに厚みを持たせた独特のヴォリューム感。従来のオットーリンク(のイメージ)と言うよりは… 全く別物!のルックス。そして、これまたオットーリンクとは、全く想像のつかない大胆なバレット型バッフルからか、タイトでエッジの効いたドライなサウンドを作り出し、もちろんこっちも全くの別物!!です。 タイトでエッジの効いたドライなサウンドは、ポップでライト、どちらかと言えばコンテンポラリーな・・・従来型のオットリンクとは違った方向がおススメです。 メタル同様テナー用のみ。オープニングサイズもシンプルな設定で#108,#118,#128 と、これも全くの別物!!! 結局、何故彼のネーミングでどうしてラインナップなったのか全くわからないところが一番の特徴。

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Tenor Saxophone Mouthpiece Berg Larsen Metal “M” ②

ブランド名:Berg Larsen 型式・仕様:"M"・Metal オットーリンクとならぶジャズサウンドにおける老舗ブランドの一つで、ソニーロリンズに代表されるメタルのマウスピースは、材質としても少し珍しいステンレススティール製。 チャンバータイプによってその印象は変わってきますが、その材質からくるイメージとは異なり音色は全体的にいって真にダーク。 オープニングはラバーと同様#95,#100~#130まででラーセンの先ほどの「うまみがある」といわれるのは比較的広めなオープニング。(ただしその分エアも相当必要になってくるため、ミドルクラス以上の方でないと実感できないかもしれません)一方チャンバーは、ラバー同様4種類ありますが、3Mぐらいになるとリンク(Otto Link)以上にエアが入るため、そういう方向性を切望される方向けかと…オープニングとのバランスを取りながらのチョイスがオススメです。あと比較的入手が容易なところは、1・2Mの2種類で他はオプション扱い。 (ベルグラーセンの代表的プレイヤーはソニーロリンズ氏と故松本英彦氏。両者の違いはチェンバーの違いによるもの) 松本さんのメリハリの利いたプレイは、「押したり」「引いたり」ザックリとヴォリュームも出せてまとまり感のある太いサウンドは、吹く方にうまみが感じられます。 ここ何年かで、入荷不足と急激な価格上昇により、在庫が不安定(欠品)となっています。  

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Tenor Saxophones Mouthpiece Selmer Rubber ”Soloist” ③

メーカ名  Selmer 型番・仕様 Soloist (ソロイスト) Rubber セルマーバリエーションの一つで、何十年か前に生産されていたものが再生産され、「オールド」モノの復刻版とも言えるマウスピースです。   (セルマー)バリエーションの中ではアルトサックスと同じく、にごりのない暗めーうーん・・・暗い音色です。まとまり感があり、テナーサックスの性格上、アルトより、控えめな落ち着いたサウンドに仕上がります。 S-80がベーシックになっているため、まとめ易いサウンドと安定した吹奏感など、セルマー特有の扱い易さい。パワーでプッシュするタイプではないため、どちらかと言えば繊細さに重きを置き、細かく使うっていう形が向きそうなマウスピース。ジャズなブランドとしてのニーズは地味ですが、少し「エグミ」を入れて独自の透明感をもみ消すことでジャズシーンでもナイショに使う人も少なからず存在するようだ。ポイントを絞り込んで演奏にもう一段踏み込みたいプレイヤー向けと言えるかもしれません。 表示はS-80と同じ、ただし設定はC☆からFまで。本体のみ、純正のリガチャー・キャップが別売りされています。

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NOVA Type “G” Alto Sax Mouthpiece

メーカ名:NOVA 型番・仕様: Type "G" Rubber Type “M”と同じく、指向性が高く全音域でストレスフリーの吹奏感とドライでニュートラル付近からほんのり暗めの音色が特徴的。 パワフルに扱ってノイジィなハードサウンドが見えますが、Type”M”同様にまとまり感があり、丁寧に小技を使って、ウェストコースト系のバズのかかったハスキーなジャズサウンドもおススメポイントです。プレイヤーとの相性で別な側面が見え隠れする面白いマウスピースです。オープニングは、5番、6番、7番で製作しており、3番押しのマウスピースです。   (余談ですが、数年前、NOVAの製作者であるクラーク氏が、ハンドメイドであるがゆえのフェーシングの最終調整後、ある有名なミュージシャンの名前を出して「お前はやつのことは好きか?彼は、F.GじゃなくてRicoのマウスピース…<中略>…。こういうのを作ってみたけど、どうだ?」と言って差し出されたのが、この”Type G”でした。)

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