Musik Messe in Frankfurt 2015

ミュージック メッセ イン フランクフルト その1
最近…、といってももう2ヶ月前の4月半ばのことになりますが、フランクフルトのミュージックメッセに行きました。前に行ったのが数年前、久々のドイツ行きにちょっと興奮。
日本を午前に出発の便で現地へは午後、早着だったのでとりあえず会場へ。午後3時頃の入場でチケットセールスもガラガラです。通し券を買って(今回は使用していない正面建屋を通過、メッセタワーの隣に正面建屋(入口)があります)地図を見ながら管楽器メーカのブースへ向かいました。

P1060306 第3ホール P1030046 メッセタワー

(5~6つの建物を使っているのですが、以前に比べると全体的には規模が縮小、先ほどの正面建屋は以前、管楽器やピアノが1階、2階をつかっていたところですが、今回は使われていません。)
閉館までにはあまり時間がないので、足早にザラっとみるだけ。管楽器以外のブースの場所も確認し、会場をあとにしました。

P1060276 内部 P1060303

今夜の泊まりはフランクフルトから快速で40~50分の小さな街のホテルを予約。 駅に近くて朝食付き、一泊7500円程度です。
メッセの開催時期でなければフランクフルト辺りでもそれぐらいでありますが、この期間の料金はそのざっと3~4倍、メッセ料金の上、周辺でもかなり込み合います。当初はマインツに泊まって「ブンデスリーガ岡崎の試合を見る」っていうのも考えましたが、ホーム試合がないのと予約が遅すぎて手ごろなホテルが無いので断念しました。

チェックインの後、ギリギリ開いていたホテル近くの”Nord See”で夕食のサンドウィッチと飲み物をゲット!明日にそなえて早めに就寝です、では Gut Nacht!(続く)

ミュージックメッセ イン フランクフルト その2
滞在2日目、朝は朝食からはじまります。
ごらんのとおり、これを無くして一日は始まりません。
ホテルの朝食:クロワッサンにブレートヘン、フルーツ、に中央右手が「レバーソーセージ」です  サーモン、チーズの盛り合わせ、、見えませんが手前にサラミ、ハムのオンパレード、右手にたまご、ソーセージ、3種のヨーグルトです。、
昨日は正面(東側)からでしたが、今日は反対側の「メッセ駅(西側)」からの入場しました。昨日とはうって変ってすごい込みよう!エスカレーターを降りて右手の第4ホールを通過し、奥側の建屋1階(第3ホール)が管楽器エリアでそこから訪問。昨日の印象どおり出展ブースはかなり少なめ、ブース自体が小さくなったところが多いようです。
ざっといって前回訪問時(5~6年前)との違いは、(Barカウンターのようなブースを構えた)バンドレンや(同じく)BGは見当たらない。3~4スパンくらいのスペースを取っていたセルマーやレストランのような商談ブースを構えたカイルベルス、コルトワ、ベッソンのクランポングループのブースも残念なことにありません(ジュピターも無かったような…?)。空きスペースが増えた分、壁側の仕切りを手前側に出したり、(空きスペースを利用した)オアシスが新たにスペースを埋めているようではありました。
縮小だの統合だので以前から展示(ブランド)自体が減ってきてはいましたが、やっぱり思ってた以上に大きいよう。その傾向は管楽器だけでなく、弦楽器、パーカッション、ピアノ、LM系機材も例外ではありませんでした。

P1060271 P1060239
でも少なくなったからいってマイナスばかりではありません。
未出店は残念ですが、一度にたくさんの楽器が見られるのは、こういう機会でもないと滅多にありません。Tp、Trbをはじめ、Ob,Fg,Tu、変わった特殊管などは特にそう、「この際…」だからと熱が入ります。
P1060241   P1060282   P1060290
それから少なくなった分、移動が楽(といっても建屋自体の大きさはドーム球場並みで3階建、初めての訪問時には全部を回れずヘロヘロだった)になります。新たな出展、新製品の試奏、また担当者に直接話を聴いたりする時間が多めに取れる(時間が掛かる)ので、ある面では今まで最も濃い時間になったと言えます。

さて管楽器以外のところをぶらぶらしていると、お!バグパイプ!
商業的には無縁でも個人的には興味津々、用事もないのにプレゼンターに話しかけてみた。すると彼は最初はまじめに説明してくれていましたが、何かの拍子に違う方向へ。その彼はトランペットプレーヤーらしく「おれはテーラー(懐かしい楽器!)を持ってる」とか「〇〇のTPはチープで話にならない!」とTpに関して熱弁を振るってくる。…で、盛り上がったところでサンプル片手に身を乗り出し「練習用のセットをまとめて買うといくらにする」とか「今なら本体をいくらにする」と最後は上手に誘ってきます。乗っかるともっと盛り上がるのですが、今回はあいにくその気がない。丁寧にお断りすることにしました。
P1060300
その後もギブソンだのジルジャンだのを冷やかしながらこの日は閉館までたっぷりと滞在…。充実の一日と言いたいところですが、偶然にも昼間、知人に遭遇、ディナーの約束を取り付け、その時間調整もあってギリギリまでネバッたのでした、それではまた、プロースト!

ミュージックメッセ イン フランクフルト その3
滞在3日目、今日は最終日です。

昨夜は楽しい宴でしたが、帰る電車を危うく乗り間違えるところでした。
さて、滞在も3日目、本日は荷物を持ってフランクフルト市内のホテルに移動、そこから会場に向かいます。ですが、その前に昨日見学した他のホールことも超早送りでレポートしておきます。
管楽器メーカと同じ建屋(第3ホール)の中の隣が、ドラム系のスペース。ジルジャン、ラディック、セイビアン、マイネル、など一流メーカのセットやシンバル、スネア、タム、スティック、etcがずらりと並んでるところ。

Ludwig Drum Set Sabian Symbal
そこ(その建屋)から時計回りに、隣にあるのがギターの第4ホール(もちろん2階も使っています)、さらに時計回り(先ほどの第3ホールの向かい側)に第5、第6ホールと続いてこれらの1階が本体付属品を含めてピアノの展示(でも相当減ったように思いました)とマイクやミキサー、などPA機材のコーナー。
コンピュータを使った(駆使した)エレクトリックマシーンの展示でプレゼンと実演を行っている、「音楽」と「騒音」が紙一重と思える空間なのが先ほど上階。そこを出てから通路を左手に行くと1日目に通った第1ホールに到着し、これでほぼ一周です。

先ほどの通路を左ではなく、右に取ると0(ゼロ)ホールとなって、ここが全部ヤマハさんの展示場。そう学校の体育館程度の大きさですが、ここにピアノ、パーカッション、ギター、管楽器のYAMAHA製品をすべて展示(昔MOTO GPのバイクまで置いてあった)、小さなライブステージもあって、その展示規模はぶっちぎり!!です。(1話目のメッセタワーが写る、手前の白いラウンドルーフがそうです)

P1060253 ピアノ  P1060254 右奥が管楽器
そのヤマハさんのブースを中庭に出てから左手のに、最初の第3ホール(1話目の第3ホールの写真)がありまして、そこに戻って待機していたのが、昨日の終わりのことです。{あと余談ですが1話目の第3ホールの手前に写る白いテントがライブ会場です。この中でのヴォリュームがすごい!一番前で聞いていたら人間が壊れるかも?}

話を元に戻すと、この日がメッセの最終日。土曜日とあって学校や会社が休みのこともあり、すごい人出です。昨日と同じ第3ホールに行ってみましたが、歩くのも支障を来たすくらい、どこのブースも試奏や接客、記念撮影でごった返し、ゆっくりと見て(写真撮って)いられません。
見たいところは(昨日までに)既に訪問しているので、カットしても構わないのですが、もう一度確認してみたいところを人の途絶えたタイミングで最訪問。変わった楽器など、せっかくなので試奏をしている方のそばで拝聴させて頂きました。

P1060326コントラバストロ  P1060330音より使う場所は?  P1060331キー付きの金管楽器

マウスピースや部品の展示もあるのでそれらのブースを覗いて話し込んだりしていましたが、益々増える人ごみに耐えかねて上階に退避。
しばし休憩のあと、昨日、知合いになったバイオリン製作のマイスターを訪問。軽いおしゃべりをして、今回のメッセ訪問は終了です。
昼食は軽くソーセージとビールです。結構有意義なドイツ訪問でした。