もう「リニアモーターカー」とは言わない?

ニュースを見ていたら、JR東海のリニア新幹線の話が載っていた。ちょっと前に「自前でやる!」と言っていただけに、それ自体は驚かないのだが、びっくりするのは3兆円(総額5兆円!)の借り入れと2056年の返済。
40年返済なんて学生時代なら「その頃どんなに世界になってるだろう?」なんて気楽に考えていただろうが、今だと生きているかどうかもわからない、まあ乗ることにならないっていうことです。
車両、運行システムをはじめトンネル掘削など先端技術の塊で想像のつかないところですが、景色が見えないのはどうも気に食わない。時速500km、名古屋まで45分?だったか…「そんなので景色がいるか!」と言われれば、居眠りしている間に下車準備の車内放送、通勤電車なみだ、要るはずも無い。ひょっとするとそれでも欲しい!と私のようにわがまま言う乗客向けに、これまた最近流行りのVR機器が貸し出し、もしくは標準装備……窓に映し出された景色を見ているかもかもしれない、と想像するに「リニア」なんてそんなのでいい、と納得してしまうのです。まあ生きててもいい歳だ、寿命も延びるかもしれないが、現実との区別もつかないだろうから、まあいいか。
ところでこの途方も無い計画事態(偶然かもしれないが)JR東海でないとできないかな……と思っています。
たまたまリニアの話題に食いついたのですが、昨今のJRのトレンドは、「ななつぼし」に始まり東日本の「四季島}西日本「瑞風」と豪華列車だ。エリアの小ささと稼ぎ頭の新幹線受け継いでであっという間に高収益を上げてきたところで先ほどの「リニア」に走れる訳ですが、反面その反動か、この手の豪華列車の運用はもっとも苦手な方向のはず、収益は譲らずともイメージ戦略としては一歩後退かな?って思っています。
その東海がもし豪華列車を走らせたいとすれば、方法があります、それは、……。

(ほとぼりがさめたところに発表します)