Mute “Plunger”③

プランジャー(ピクシーストレートとともに使用することもあります)
カップ状の形で、これを手に持ち、ベル前で開閉します。「Du-Wa、Du-Wa」は手軽に味わえるジャズサウンドの一つで、譜面上に「+(=クローズ)」や「○(=オープン)」の印がある時がそれ。ピクシーミュートは、ストレートミュートを小さく(プランジャーに隠れるよう小型化)したもので、基本的には、プランジャーとセットで使用します。
ベル前で閉じたり開けたり‥、見た目には割と簡単そうですが、実際には「+(塞ぎ方)」や「○(開け方)」で吹き方を変えていき、その上に楽器も不安定になるため、実際にはかなりシビア、ある面ではピッチも二の次的に慣れとコツの習得が必修でトロンボーンだとトランペットとは比較にならないほどの困難さが伴います。もちろんうまく使えばサウンドのメリハリが付き、アクションも付いて(形だけでも)カッコいいところを見せられますが・・・・ラージ管のテナーバスなどベルも大きくなるので形だけに終わる可能性もありますから、真面目に取り組むと「たかが・・・」なんて言ってられません。
ニューストンライン製に、ゴム製のシンボルカラーである赤白ツートンのものが「プランジャー」といいます。これとは別にかつてグレンミラー楽団が使っていたことからその名称となったその名も「グレンミラー」(最近では単にプランジャーともい言います)というのがあって機能的には同じです。でもこっち(サウンド)の追及していくと全く同じではないそうらしく、まあなんとも・・・深い!
その他「ハット」というものがあります。大体は同じような使い方をしますが、「もう少しラフに操作する」と思ってもらうとわかりますか?写真のように食器のボウルにふちが付いた形なのでサウンド以上にアクションが目立ちますが・・・。代りっていうことではありませんが「ハンド」、手の平でやることもあります。
*「ハット」の在庫はもうありません。
プランジャー、でもこれの名前は「グレンミラー」 NSL hat