プチ・・・Ⅳ 12月16日 続編②

(もう一週間ほど前のことです)佳境に入ってきたので再び聞いてみた。
「佳境って言うよりもう終了ですが・・・もうそんなに見てるわけじゃあありません、特に日本戦以降ダイジェスト程度になりました。それまでけっこう厳しい時間帯にあるんで日常に支障が・・・」
ークビになるとか?
「世の中がそんなんで、許容されている感じはありますが・・・ところで忙しいと思っていましたけど、ほんとに暇なんですね」
ーヒマと言われたら返す言葉がないが・・・(かいつまんで、テキトーに話を振ってみて)そう言えばスペインの2位狙いなんてうわさがあったけど
「普通に無いですね、グループ戦でコスタリカを除くとどの試合も1点以下、前に言った通り、これでは勝てません。もしそれが可能ならスペインは優勝します、でもそうはならなかった。(あの)本田さんが「なんか弱いチームだった」と言ってましたが、あの辺のレベルだと(もっと)強いチームだったんだろうなと思います」
ーブラジルはどうなのかな?優勝大本命って言われてたけど
「見ました、やっぱりよくわかんないんですよねークロアチア。一応ヨーロッパのチームなんで、組織サッカーと思っていましたーが、なんか違うんですよねえ~。かと言って守って速攻カウンター、という感じでもない(中略)日本戦と同じく、決め所がどこにあるかわからないし・・・(中略)なんかダラダラ、攻めるにしても最後は取り合えずゴールの方に蹴ってみて、がちゃがちゃなうちに転がって得点する(かも)ー。そのダラダラ感がブラジルにもうつっちゃって、パス回して個人技発揮、隙間縫ってシュート!っていう展開が、あまりにも少ない」
ーでも、ブラジルってそういうチームじゃないの?
「いや、だからそういう展開はあるんですが、結果ゴールに繋がってないし、そこまで行くのに(ダラダラな)時間がかかり過ぎる、だからネイマールもイラついていたんじゃないのかな、リズミカルな流れになってないんですよねえ~」
ー日本が勝てなかったのそのへんかな?
「結果そうなりますかね、クロアチアって勝って(得点して)ないんですよ、負けて(失点)もいませんが(中略)・・・。だから考えられることと言ったら、ボールを持つ時間をとにかく長くする、すると攻撃されないし(相手の)体力も精神も消耗する。クロアチアには、すごい♯10はいますが、すごい♯9がいません、この辺が戦略に反映されているんじゃないですかねえ・・・」
ーそう言われると、やっぱり深いな
「勝つか、負ける、どっちかしかないって思っていて、引き分けで勝ち上がる・・・こんな展開って見たことがないんで。
ところでサッカーファンなんですか?」
ーいや、ファンではないが、見に行った事はある
「Jリーグとか」

ーヤンマーディーゼル対三菱重工。
「はあ?これって実業団で・す・よ・ね?ヤンマーディーゼルって何ですか?」
ー今でも会社はあるけど、サッカーチームはJリーグ発足頃にセレッソ大阪になったはず。
「その頃・・・Jリーグ発足前に見たってことですか?」
ーうん、三菱に杉山ってFWいて、ヤンマーには釜本がFWだった。
「えー釜本ってあの釜本さんですか!」
ーその人。対東洋工業の試合も見に行った、フルバックに小城っていう選手がいた。
「もう何の話か分かりません」


ひょんなことから、すごいプレーを見た、三苫選手のことです。早速Sさんに聞いてみた。
ー素人目に見ても、三苫選手のプレイってすごいよね、先日のプレミアリーグの話。
「あ、見ました。あれは本当に凄い!ツータッチでシュート、あんなことができる日本人がいること自体信じられません。日本で見れなかったのは残念ですが、(約10年前の)レオナルド以外であんなの見られるとは思いませんでしたねえ」
ーやっぱりすごいの?
「リバプール相手にですよ、前年優勝した」
ー『1ミリ』とどっちが凄い?
「どちらか一方を選べって言うなら、こっちです。ペナルティエリア内なのであまり過激なディフェンスは出来ない状況ですが、彼(の評価が上がっているので)をマークしないわけにはいかない。その中にあって『形』が見えたようなシュートを決めれたのは、とにかくすごい!サッカー雑誌一面ですね」
ー『キャプテン翼』じゃあなくて?
「・・・」