大村線に乗ってみた ②

諫早駅を出発。乗車率は車内半分くらい
(多分)新幹線の工事が進む中、諫早駅を出発、結構いい加速して緩い上り坂を快速らしくスタートダッシュする。
トンネルを越えたところで諫早駅と同様、右手むこうに工事中の新線高架があり、過ぎたところで惰行運転となる。短いジョイント音を軽快に響かせながら、時折挟まる踏み切りの警報音がよいアクセントだ。

15分弱で大村駅。駅から全てが分かるわけではないが、佐世保や長崎より開けた感じで、平地感が街っぽいとも思う。区間快速とは言うものの手前の岩松を通過しただけ、この先、佐世保まで各駅停車となる。
大村出発後は、家々の間を低速で通過、新幹線高架が再び近づいてきて並走、減速して停車すると竹松だ。とりあえず快速区間もIC Cardもここまでらしい。
少し内陸側を走っているようで線路の両側に新しくて綺麗な家が立ち並ぶ。造成地のようにすこし開けたかと思うと右手に新(幹)線車両基地(多分)が工事中、隣の県はもめているとの話だが、これから先いったいどうなる事やら・・・そこを横目に軽い下り坂を利用して加速する。家々の間隔が広がり、田畑が目立ち始めて再び減速し、松原駅に停車、諫早行き列車とi行き違いとなる。
出発後、すぐ海沿いに出た。
入江と岬を交互に通過、凪いだ海沿いは開放的で軽いジョイント音が心地よく、夏場であればそれだけで涼しそうだ。
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右にカーブしながら海べりをゆっくり速度を落とし千綿に停車、海岸のすぐそば、小さくポツンと立つ駅舎に「ひなびた感」が板につく。海の向こうに見える西彼杵半島(西海町)に囲まれた静かな大村湾は大きな湖に見えてその向こうに玄海灘あることなど想像できません。海の見える所はたくさんあるが、すぐそば(沿うように)にある駅は意外と珍しく、加えてここのように「絵」になるところとなると案外少ない。JRではないが、かつてキリンレモンのコマーシャルでロケーションとなった島原鉄道の駅、それだってよくも見つけてきた、と関心させられた。
出発後は時折海岸から離れたりするが、また直ぐにくっついてきて”SEA SIDE LINER”のネーミングそのまま。JR九州の「ある列車」じゃなくても景色は堪能、つまみもポテチ程度で十分楽しめる。元々40系のDCが特急扱いって言うのも気に食わないが・・・それならこのエアコン標準装備、高性能ターボディーゼルの66、67型の方が、おススメ!だが、キャビンドアっていうのが引っかかる。
再び街中に入ってきて彼杵駅に着く。竹松もそうだがここにも(嘱託か?)駅員さんがいました。
出発後、トンネルを通過して再び海沿いに。
川棚、次が小串郷、なんか似たような名前が山陰線にもあるが、そっちは川棚温泉と小串、で駅も隣同士で海沿い、やっぱり似ているか・・・。

再びトンネル通過、出たところで左手向こうに3本の針生通信塔が見えてきた、佐世保も遠くない距離だ。
海から離れて家や田畑の間をはしる。トンネルを出て右に国道が見える田園地帯は、障害物もなく鉄道写真を撮るには失敗しないロケーション、まあ「海」を意識しなければーの話ですが・・・。
次の南風崎(難読、東風と同系統の読み)駅を過ぎ、トンネルを出たところにハウステンボス駅、むこうに「らしき」ホテルも見えてハウステンボスはすぐそこ。
(もう2年前のことになります)