Reed La Voz ④

ブランド名:La Voz
仕様:10枚・シングルカット
リコー社に吸収後、現在はダダリオに引き継がれているブランド。MS / M / Hなど、強度表示も独自でこれは変わりなし。テナーとバリトンサックスは、ボックスで5枚入りに変わりました。
元々独立したメーカで往年のジャズシーンにおいてはスタンダード的な存在、アルト、テナーとも高い人気があった。ボックスデザイン変更の度にリードの方向性が微妙に変わってきている事に熱~いユーザたちの離反を招いたのとリードに対する要望が多様化してきていることから最近では、一時期のような流行はありません。

全体的に薄めにカットされ、コシの強さは弱めに感じるがリードポイントが奥側で、サウンド自体にも不揃いなザラツキ感がある。そのためかバズ(ざらついたような息の音)を含ませやすく、エッジの効いたサウンドであり、レスポンスの良さとニュアンスがつけ易いなどが主な特徴。その辺りを中心に考えると上級者御用達(プロミュージシャンであるSさんのお好みです、最近も使っていらっしゃるかどうかわかりませんが・・・)鳴らし易いところで、そのままザックリ吹いて「初心者でも十分・・」とも言えます。
今でも(少数ですが)コシの強いモノには、人気があり、個人的には”H”ハードがおススメです。吹き易さはありませんが、スウィートで濃厚、やり方ではヘヴィなサウンドが味わえます。