Alto Saxophone Meyer Type “MM” Mouthpiece ②

メーカ名  Meyer
型番・仕様 Rubber Type “MM”
ジャズサウンドの王道とも言える独特のザラついたダークな音色、アルトサックス用の中では、ラバーにありながらメタル並みのパワーも出せ、クセの無い扱い易さからして幅広いミュージックシーンで活躍するマウスピースです。ミディアムチャンバー、ミディアムフェイシング仕様が最も標準的(メイヤーサウンド)と言えるものですが、他に「G(グレゴリータイプ)」モデル、「RC(リッチーコールモデル)」などバリエーションも多彩。初級者のみならず上級者まで多くの愛用者があり、ジャズアルトのスタンダードとも言え「一度は使ってみる」と言うべき存在です。
また近年オールド(Meyer Bros等)ものの評判からそれらの復刻盤とも言えるマウスピースが多数誕生していることからもその人気の過熱ぶりがうかがえるところ。

 

いろんな有名人が使っていますが、代表的なプレイヤーを挙げると渡辺貞夫さんです。他にもよく来福され、ビックバンド等でゲスト出演されている大森あきらさんもそうだとのこと、今でもシブーいジャズサウンドを聞かせてくれています。
ソロもですが、解説にもあるようにパワーを生かしてビックバンドでは必ず!と言ってよいほど使って(持って)いるブランド。持ち味とも言える特有の「ザラつき感」が、ジャズテイストと言うべき「バズ」を含ませるのに相性がよろしく、そこのところもジャズスタンダードに押し上げた要因かな?と思っています。

あと参考になりませんが、個人的にも使っています。全体的にはそのまま吹きやすいし、(ビター目だが)スウィートなサウンドがするし、コツはいるがフラジオも普通に当たる。ハイトーンのアマさとの落差が大きいが、低音域でのモノトーン(ヤマハ34クラスを使っている)は、適度なにごり感に太目の音がして、そこら辺のフレーズがちょっと好みなところです。(たまたまメイヤー手元にあったからーが、使っている主な理由ですが・・・)

オープニングは4番から。定番の5番(MM)はメイヤーの王道といえるサウンド、また6番の需要も高く、スタンダードではチャンバーやフェイシングの選択も可能(選択するお客さんはほとんどいませんが)。グレゴリータイプ(G by Meyer)も同一のオープニング表示、「リッチーコール」モデルは5番の一種類のみで、先ほどのグレゴリータイプ(G by Meyer)と同じくチャンバー、フェイシングの選択はありません。
リガチャーとキャップが付属しています