Schilke (Standard) Trumpet Mouthpiece

ブランド名:Schilke
型式・仕様:Standard・SP
アメリカのトランペットメーカーの一つであり、そのスタートは、指導者としての必要性を感じた「マウスピース製作」が現在への第一歩。

カップディプスが中庸から浅めなブライト感の強いものを比較的多く設定、この辺りがシルキーマウスピースの「うま味」とも言えるところで、このマウスピースの特徴が楽器製作にも反映されている(であろう)ところは、Bachと同じです。慣れれば問題の無い話ですが、リムシェイプによるフィット感が特徴的(注1)。そのためカップ(インサイド)サイズがスペックより小さく感じられ、数値的には大き目のものにリクエストが多い。カタログ上ではカップディプスの他、リム形状、バックボアにそれぞれ複数の種類が存在しますが、バック同様自然淘汰された(?)ようですべてに組み合わせがあるわけではありません。
その他にLASKEY Co のS , Laskey氏やHammond DesignのC , Hammond 氏など、新たにマウスピースメーカーを立ち上げた出身者も多い。
 
(1)サイズ(径)は、No,6~24(16,0mm~18,3mm)で表示、ナンバーが大きいほど内径が大きくなり、この表示の仕方はヤマハと同じでバックのマウスピースとは逆。

(2)カップ(深さ)は、A~Eまでの6種類でAが浅く、Eは深い。アルファベットの無いものもありますが、トランペットでは中庸のCから浅めのもの(A)の設定が多いのは先ほど述べた通り。

(3)リム形状(ラウンド~フラット)ナンバーが1~5で#4辺りを使用していることが多いためか独特のフィット感に感じられるケースが多い(←注1)(4)バックボアタイプがa(タイト)~d(ワイド)、したがってモデル№は、(1)~(4)を順番に組み合わせたものが表示。ただし、すべてのサイズに設定があるわけではないのは、他のマウスピースと同じです。