B♭Trumpet V.Bach LT180 ML 72Bell/25 SP

ブランド名:Bach
型式・仕様:Strad 180ML・#72Bell,#25pipe,Light weight,SP
180(ストラド)シリーズには、豊富な種類のマウスパイプ・ベル・ボアサイズがありますが、スタンダードと言われるのは#25マウスパイプと#37ベルの組み合わせにボアがML(ミディアムラージ)。
このモデルは、25番スタンダードマウスパイプの他、72番ベルとライトウェイトボディというコンビネーション。
☆のマークが珍しい
最近では(見かけ上のインパクトが全く無いせいか)あまり見られなくなった”LT(=ライトウェイト)”モデル、よく見かけるレギュラーモデルよりベルやチューニングスライド等の管体を薄く作る事により、「タチ」「キレ」「ニュアンス」を表現するのを更にアップさせたもの。先ほどのハイレスポンスと軽快な吹奏感があることから、レジスタンスや重厚なサウンドの方に好みが多いクラシカルなジャンルのプレーヤーよりもどちらかと言えば、ジャズをはじめライトミュージックなど、スタジオ系プレイヤーに高いニーズがありました。
(多分バックも)そのような方向を狙ったものらしいのですが、かつてN響の主席だったSさんは”BSC”にチェンジする前、この”LT”(の#37Gold Brass Bell,Gold Plate)を使われていたとか……で、「ジャンルを特定して…」と言うより、先ほどのようにレスポンスやその鳴り方、表現力などをより重視してチョイスする楽器と言えます。
オプションではなくライトウェイトとしてのレギュラーモデルといえばベル、マウスパイプなどオールド物の復刻と言われますが”New York 7″がそういう形態で作られているよう。ただ、あくまでも「スタンダードと比べた場合」であって、バルブケーシングは普通、LTというだけで「飛びぬけて」と言う事ではありません。
さて今度はベルの方。スタンダードの#37 Bellは、クリアフォーカスとブローダートーンが持ち味でこれはこれで人気がありますが、#72 Bellだと音色が暗め(なぜか暗い?と言われています)、タイト感があってちょっとテンションの高そうな鳴り方で、キャラクター的にも全く違うもの・・・まああくまでもバックの中での話ですが・・・。
最近よくお目にかかる、某所でオーケストラや吹奏楽、軽音までジャンル横断的に何でも参加してしまうメンバーがおりましてそこのプレーヤーなら最も需要が高いと思われますが、特にジャンルも選ばず、パワフル&アクティブにプレイしたい方に興味を持って欲しいなあ・・っていう逸品です。
“198 Vintage”よりさらに前、90年代後半の製造で長期在庫品、もう熟成の域!
税込み販売価格¥390,720