Reed Rico②

ブランド名:元Rico 現在D’Addario
名称・仕様:やっぱりリコ。リコーと伸ばすこともある・10枚・シングルカット
古くはダンボールみたいな外見の通称「茶箱」と呼ばれるパッケージが(年配の方は懐かしい)有名で、その後オレンジ箱となり、今に至っています。「リコ」を代表するリードですが、最近では在庫している店も少なくなり、使っている方というと「最初から・・・」というより「あれこれ使ってたどり着く」というプレーヤーが多いようです。
元々は普及ー買い易さに重きを置いているためか価格設定が低く、25枚入り(現在は販売されていません)の徳用ボックスも唯一ありました。
良くも悪くもバラつきがあり、「とにかく鳴れば良い」の発想だったかもしれないが、仕上がりが雑味のあるドライなサウンドで、その「シブさ」がと合いまったか、スタンダードジャズ—特にコンボでは、その適度なコモリ感がテナーサックスの方で特に好まれました。そのかわり当然ですが、リードのガサつさを避けたい方やスウィートな方向を目指す方には、あまり人気がありません。
テナーサックスのKさん、アルトサックスのOさんなんかは今でも愛用のご様子(多分)で、安さを優先すれば初心者向き(最近は全くいません)、コクの深さ味わいで言うなら上級者向きと言えます。