Tenor Saxophone Mouthpiece Gottsu Metal “Sepia Tone Hibiki” ❶

ブランド名:Gottsu
型式・仕様:Hibiki・SP (惜しまれながら、どうも廃番となりました)
シャープなチップレールに高い精度のテーブル面など高品質を保ち、ミディアムハイトバッフルとミディアムラージチャンバーをベースに独自の方向性から新たに生まれた、最新メタル第二段がSepia Tone の”Hibiki”

一般に「この手のマウスピース(とは、どんなだ?)」というと、「ラフ」と「デリケート」の相反する性格が求められるイメージがありますが、中程度のバッフルにチャンバーを縦方向に大きく(容積を)取ることによってサウンドにマイルドさを加えることに視点を置いているようで、ひたすらシャープさを狙っている訳ではありません。
そのままストレートに吹いてみると、(期待どおりの)ちょっと荒めなハードな部分が押し出され、その鳴り方からブライトに感じるようですが、音色は(意外と)暗い方。全体的には、まとまり感のあるエッジィな鳴り方が特徴。
先ほどのハードサウンドから控えめに程よくエッジを効かせて、ビックバンドやスカバンドなど、パワフルにポップなプレイが楽しいところ。一方で広ーいテナーサウンドの世界にあってどこを目指すか?は、たくさんの好みが噴出するところですが、「広がりすぎず締まり過ぎず」とじわっと出てくる「古さ」が、よりジャジーな方向に新たなサウンドメイクの可能性を思わせるマウスピースです。
メタルにしてはリーズナブルなプライス設定、(マウスピース本体に)吹き辛さを感じるような極端なスリムさはなく、クラスを問わない扱い易さはすでに実証済み。方向性に限らず、メタル初級者にも試してもらえるちょっとおススメの一品です。本体のみ、リガチャー、キャップの付属はありません。
ニーズの多い番手にゴールドプレートも入手!残る在庫のみとなりました。