Category : Wood Accesary

そのままですが、リードの話です

シンセティックリード、過去には「プラリード」なんて言い、合成樹脂を主な材料とするもので、フォレストーンだとか近いところではヤマハからも発売されました。そのなかでも代表的な銘柄と言えば、レジェール(Regere)がそう。 そのレジェールを使ったかどうか定かではありませんが、発売当初(だったと思う)海外の超有名オーケストラのクラリネットプレーヤーが使用してレコーディングをもしたとかなんとか・・・。それをきっかけに大きな噂となり、当時、国内でもクラシックでの使用者が少なからずともいらっしゃったようで、それなりに話題になりました。 それより前っていうと最近はあまり聞かなくなったファイブラセル。いまも全く同じかどうかわからないが、「不確実な一箱(10枚)より確実な一枚」っていうセールストークとそう考える人もいて、地味ではあったけど小さく堅実な需要がありました。ただ樹脂製(ハイブリッド型でもある)と言えど使い(吹き)続けると3~4か月でヘタるらしく、特徴といえばそれ。 種類(メーカ)もたくさん増えた現在のシンセティックリードは、どういう方向やどの辺を狙っているのか全く分からないが、大雑把にいうと絶賛するプレーヤーも入れば、やっぱり○○っていうプレーヤーの両極端、「表現できない」サウンドの奥深さを追求していくなら天然ものを挙げるプレーヤーが圧倒的に多いようです。 店のキャラが反映か?シンセティックリードの売り上げは全く無いために「語る」ほど詳しくないが、プラスチックリードと言ってもし一点あげるなら”BARI"!パイオニアというべきブランドでシンセティックなんて洒落た言い方もなく、単純にプラリード。「ビニール」みたいな音がするっていうくらいサウンドに深みがありません。しかしながらその辺が、天然ものには無い(このリードの)良いところでもあり、最大の特徴とも言えますから、深く考えずハイバッフルかエキストラスモールチャンバーのマウスピースにエフェクター使ってエレクトリックに使うって言うのが、うちでの一番のおススメです。 シンセティックリードの在庫はありません、理由は来店者にリクエストがないからです。

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Music Books 6 for Jazz Sax③

ジャズテナーの代表的なプレイヤーは、何と言っても"John Coltrane" だが、名前が挙がる割には、コピーをあまり聞かないのところが、このプレイヤーの答えとも言えるかもしれない。 「ふーむ・・・」と「おー!」が同居し、次々と繰り出される展開だが、そのすごさを理解(プレイ)できないからのめり込めない。ジャズの奥深さ(行き過ぎた彼)を知り、一方で難しさも知る。語るようなバラードくらいは、身に付かないか、と"Say it"を眺めるが、演奏からは想像できない記譜に、これが完コピ出来るなら違う世界に住んでいるだろうと思うと同時に採譜されたことに関心した。 ソプラノとテナーサックスの両方が載り、"MY FAVORITE THINGS"は、ページターナーが必要な20ページ以上に渡っての記譜、やり甲斐より見応えの一冊。 はるか昔に廃版となったため、在庫分のみの販売。 税込販売価格4400円

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Gottsu “Jazz Soloist Short Shank” Alto Sax Mouthpiece②

ブランド名:Gottsu 型式・仕様:Soloist・Short Shank Type 「ソロイスト」自体はセルマーからも販売されていますが、このモデルは全長が短いショートシャンクタイプ、外観上、形は、セルマーオールド物の復刻版。 シンプルにより細かいパフォーマンスをするのに、先ほどのような感じが良さそうに思う。。「モノトーン」というわけでもないのが音色は暗め・・・まあ明るくないって言う方があっているかもしれない。 パワー的に劣るということではないが、フルバンド的に派手に鳴らそうなんて思うより、小さめのバンドで「どう?こんなフレーズ」なんていう会話が面白そうだ。この「ソロイスト」に限らず、ゴッツには力でねじ伏せるとか、コツを掴み慣れを要するようなクセは全くないから、その辺からいうと初級者でも吹き易いマウスピースの一つでもある。 他にもこういった(マウスピースの)立ち位置としてリードのキャラクターとの組み合わせで味付けを変えられそうなので、こういった方向で言うと中級者以上の使い方、おそらくバリエーションも広がるだろう。セルマーのソロイストは、(アルトサックスで)テナーのようなサウンドを作りたいプレーヤー好む傾向だが、ゴッツの場合は、トーン全体のまとまり具合や低音域の雑味の入り方などあくまでもアルト的な旨みのあるサウンドが特徴。 現行品は、光沢仕上げになっています。

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MusicBooks 5 Jazz Tenor Sax ④

CDの無いミュージックブック はるか昔に廃版となったため、在庫分のみの販売です。 スタン・ゲッツ、ジョー・ロバーノ、マイケル・ブレッカーがありますが、楽譜的面白さなら「ジョーヘン」こと"Joe Henderson" 豪快なテナーを聞かせるって感じでもないらしく、ボソボソ吹いて・・・わかりやすく面白い(やりたくなる)と思えるスタイルを作っているようでもない、って言うのが一般的なイメージだ。マウスピースだってセルマーだかオットーリンクだかメイヤーだか、よくわからないが、ラバーのマウスピースでオープニングも狭かったらしく、先ほどのようなスタイルを好んでいたのも、うなづける。 そんなだから道具を勧める立場として楽器屋泣かせで、特に若いプレーヤーには理解してもらえそうにない。だが、ジャズ的(アドリブ的かも)な面白みがあり、楽譜なんてあるわけがないー彼の(頭脳内にある)演奏スタイルが形で見えるのは貴重、若い方にはコピー、オールドマンにはリスニングがおススメの一品です。

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RICO JAZZ SELECT OLD Reeds Only Alto Saxophone⑦

ブランド名:RICO 名称・仕様:Jazz Select・French & America Cut 用途:Alto Saxophone 一部Bariton Saxophone 現在のメーカ名はダダリオ、元々のブランド名は「リコ」と言い、こっちの名前が長いので馴染むっていうプレイヤーも多い事だろう。 2000年初めころに資本提携ーまあ買収というか「ブージーアンドホークス」から買い取られて現在に至っています。在庫の多くは、ブージーからの買収後、ブランドはそのままでダダリオのシールが貼られていた頃のものと買収前頃のジャズセレクト。 発売当初は、"Jazz Select"と、それよりダウングレードとされる「RICO Jazz"」っていうブランドも存在していまして、違いは、一般的な0.5刻みのラインナップと"Select"ほどはセレクトされていない(だろう)点。 さてここでのセレクト、その頃の、まさに名前の通り「セレクト」です。これをリクエストするプレーヤーは、(リードの件に関して)来店が少なくなりました。サックス吹きの悩みが一気に吹き飛ぶようなありがたい話で、こんなのばっかりだったらプラリードの愛用者も相当減るだろうと思われ、現在ではちょっと考えられないことです。 問題があるとすればー価格の方。要するに当時の平均的価格からいうとまあ・・・ちょっとどころではなく・・・高い。アルトの定価で5500円、もちろん税別で多少なりとも値引きがあったとしてもそれなりです。当時は同じアルトでもバンドレンは、二千円の半ば、ラヴォーズだって三千円ぐらいだった(記憶に間違いが無ければ)ことを思うとそれなりに勇気がいるチョイスとは言えます。メーカ側もある程度は織り込み済みだったかも(又は超強気))とは思うものの、販売が伸びたのかどうかわからない。耐久性と品質面、バラツキのめっちゃ少ないことを合わせて、高品質であったことには間違いなく、その点では「手間暇かかってんだあ」って声が聞こえてきそうで、強気に出るのもわからなくもありません。 (何かの事情があったかそれとも・・・)2000年かその前後に、その下位に相当する「リコジャズ」が廃版となり、「セレクト」の価格が下がって再登場する。価格は、以前の7割(程度)まで下がり、これならーと販売アピールしたところどうなったか・・・当初は飛び付きもあり、需要は増えましたーが、半年を過ぎるころから他のリードと同じ道をたどります。値段が尋常じゃあなく下がっているのために「全く同じではない」という感想もありましたが、リード自体の方向性(プレーヤーの好み)によることが判明したためで、プレーヤーの方が、品質だけでは、使っていないことが、このことからも伺えます。バンドレンの(jaZZ→)"ZZ"もそのネーミングから当初は話題になりましたが、まあ同じ傾向(好みによる)をたどっています。 【こっちは昔の写真を使っていてテナー用もありません】 リードの項目でも説明していますが、ジャズセレクトは、全体的に弱めのコシでセッティングされ、中程度の厚みでカット。ザラツキ感に適度なこもり感が乗っかり、ジャズのサウンドメイクで言うと中間的ポジションと言えます。あと店にとってはあまりありがたくない、ファイルドとアンファイルドがあり、ファイルドの方がホンの少しコシは強めに感じるようです。が、数字が大きくなるとほとんど変わりません。 以上、オールド物でペーパホルダーの方は、20年程度は経過しても新鮮そのもの! おススメ品の「ブラックボックス」在庫は、"2H"のみ、同じく「ブラックボックス」プラホルダーの"2M""2S"はそれなり在庫、多少なら「まとめ買い」対応できます。ただし昔の定番だった"3S""3M"は、もうありません。

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ちょっとだけ真面目なリードの話

染まりたくなくて、ホントは孤独に吹いてみたい(隠れ)クラリネット奏者に薦める一品。 No,4 在庫がいくつかあります。Mouthpieceは、本命Vandoren"11.1" or 対抗"5RV" or 穴馬Selmer"HS"

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ちょっとだけまじめなリードの話です③

アルトサックス吹きのTさん、半年に一度くらいで来店し、その都度リードを買ってもらっている。お好みは♯2‐1/2(か、それ相当)薄いめのリード。しかし、ある時から4番を買っていかれるようになった。でも、それが、なんと、あの青い箱。 きっかけは、うちにある長期在庫品を自慢話のごとく、熱~く語っていたら、ありがたいことに「一箱もらおうかな」と、買ってもらった事がはじまりだ。とは言え「前回の来店はいつだっけ?」というくらい前の話、このコロナ禍のことなんで、すっかり忘れていた。 そんな流れで買ってもらったものだから、久しぶりだしひょっとすると焚き木にでもしているのではないかと、聞いてみると・・・(やっぱり)削っているそうだ。まあ普通の答えだと思うが、それにしても(先ほどのように)彼の場合、コシの弱いものが好みのはず、加工するにしても相手は、あの「青箱の4番」、削るって言ったって限度があるだろうと思い、訪ねてみる。 ー削って使うんだよね?どう使ってんの? 「ええ、削ってます、でないと全然吹けないので。ペーパーとかトクサとかのレベルじゃなく、鉛筆削るみたいに小刀で。」 ーそりゃそーだろう、普段使っているのからいうと、ベニヤ板並みだよね? 「まあ、何枚かの削りカス見てたら、版画でも彫ってんの?って感じですね」 ー相当(強力なコシ)だと思うけど、オリジナルを吹いてみたとか? 「ええ、口を付けただけですが、(4番ですから)コシの強さは材木並み、そのままじゃとても使えませんから何とか使えるように鉛筆削ってます。一枚ほど、いい感じになったんで、ちょっと調子に乗りました」 ーでも、あれは10枚入り。全部使ったの? 「うーん・・・まあ使ったと言えばそうだし、ほとんど失敗してますからね。初めは手間がかかり過ぎて(挫折)、今度はやり過ぎて(ペラペラ)、なんとか『いい感じ』って喜んだのもつかの間、(よくある)なんかあっけなくヘタるし、なかなかすぐには上手くいきません」 ーそれでも、完成したわけだ。 「いいえ、まだです。"V16"だか"RICO"だかよくわかんないのができましたが、偶然ですね、試行錯誤しているうちにたまたま・・・って感じです。リード的には好みではありませんが、長持ちしてます。なんか素材(ケーン材)は最高ですね。最初『まだちょっと厚いかな』って思っていましたが、使っていくとなぜかすごく振動するようになりました。もう3か月くらい使っていますが、(音が)開く感じもなく、フラジオも問題ありません。(試しに)毎日のように使ってきて、なぜか『いい感じ』になってきたので、俄然やる気がでました。素材は最高ですが、まだコシの強さが(調節できずに)あるので、一方を4番に変えて使ってます。」 {見た目は全くわからない} ーよんばん?何のこと? 「ああ、メイヤー、マウスピースですよ。今それ(リード)のコピーを作っています」 ーコピーって、どうやって?また削ってーかね?それとも機械・・リードメイキングマシーンでも買ったとか? 「そんなの買いません、いくらするんですか?(ー知らないけど100万くらいだったかも)そんなの買えないし、それだけあったらまとめ買いして、(悩まず)ずっと吹けますよ。でも道具類はいくつか買いました、よーく切れる刃物とか」 ーなんか、すごいけど、だんだん大袈裟になって・・・めちゃめちゃな感じするな 「慣れましたが、手間ですね、やっぱり」 ーそれだったら、いつものやつの微々調整とか三番程度からやった方が、すぐに結果出るし、楽じゃないの 「今までそれもやってました、ダメなものだけですが。それでもよかったんですが、なんていうのかな・・・何か違ったんですよねえ。この際だから調整っていうじゃなくて根本的に手を入れるとどーなるかって」 ーよくまあ、そんな考えに行き着いたね。 「まあ、押し売りされたんで」 ー・・・・まあ押し売りついでにジャズセレクトはどう?相当いいよ 「検討していきます」

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Soprano Sax Mouthpiece Vandoren ”V16″④

ブランド名:Vandoren 型番・仕様 “V16” Rubber アルトやテナーサックスですでにご存じのとおり、よーく聞く名前のバンドレン。ジャズユースに開発された(と噂される)「V16シリーズ」ソプラノ用のマウスピースです。 バンドレンだと以前はクラシックプレーヤーでのポピュラーな「V5シリーズ」のうち、S35,S25等をジャズシーンで使用しているプレイヤーもあって、この辺りはセルマーS80と共通するところかと・・・。 アルトやテナーをそのまま小さくしたようなルックス、音域によらずトーンがヒットし、バンドレン特有の扱い易さが発揮されると某S氏がコメントされました。 ストレートに吹いてしまうと、特有の扱い易さに気をとられて、色合いが飛んじゃう事もありますが、ニュートラルからやや暗めめの音色にクールさが感じられるサウンドが特徴で、感じさせないクセを好み、奏法に行き詰まった時にはお試しのマウスピースの一つです。 本体のみ、リガチャー、キャップは別売り。

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Reed Rico②

ブランド名:元Rico 現在D'Addario 名称・仕様:やっぱりリコ。リコーと伸ばすこともある・10枚・シングルカット 古くはダンボールみたいな外見の通称「茶箱」と呼ばれるパッケージが(年配の方は懐かしい)有名で、その後オレンジ箱となり、今に至っています。「リコ」を代表するリードですが、最近では在庫している店も少なくなり、使っている方というと「最初から・・・」というより「あれこれ使ってたどり着く」というプレーヤーが多いようです。 元々は普及ー買い易さに重きを置いているためか価格設定が低く、25枚入り(現在は販売されていません)の徳用ボックスも唯一ありました。 良くも悪くもバラつきがあり、「とにかく鳴れば良い」の発想だったかもしれないが、仕上がりが雑味のあるドライなサウンドで、その「シブさ」がと合いまったか、スタンダードジャズ---特にコンボでは、その適度なコモリ感がテナーサックスの方で特に好まれました。そのかわり当然ですが、リードのガサつさを避けたい方やスウィートな方向を目指す方には、あまり人気がありません。 テナーサックスのKさん、アルトサックスのOさんなんかは今でも愛用のご様子(多分)で、安さを優先すれば初心者向き(最近は全くいません)、コクの深さ味わいで言うなら上級者向きと言えます。

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Alto Sax Mouthpiece Yanagisawa Metal②

ブランド名:YANAGISAWA 型式・仕様:Metal・SP ヤナギサワマウスピースは「丁寧な造り」と高い完成度で「Made in Japan」の老舗で代表的なブランド。日本におけるメタルM/Pの草分け的存在であり、今も根強い人気を誇っています。 このモデルの代表的な方は、本田正人さん。現在は違うメーカのマイモデルを使っているらしいのですが、オンリーではないものの、メインとして以前は長く使用されていらっしゃいました。 ロールオーバータイプのバッフルとスクエアー型チャンバーの組み合わせ。音色が暗めでちょっとメタルっぽさを感じさせない時部分もありますが、ちょっと硬質でタイト感のあるサウンドはラバーにはない特徴です。「柔さ」が漂ったりもしますが、ちょっとラフに扱ってファンクバンドなどが使い方の一つかと…。 エアースルーがスムーズ、比較的コントロール性も高いところからサウンドメイクもし易く、演奏(銜えた時の)時のヴォリューム感も、(メタルの中にあって)中程度。それらをふまえて比較的扱い易いマウスピースの一つであり、(メタルマウスピースを)初めて使う方には是非試して頂きたいものの一つです。 サイズは、一般的な5番から9番までの整数表示のみ。それ以外でもオーダーを出せば製作は可能とのこと、ただしチャンバー形状は現行モデルのもののみ。専用リガチャー・キャップ付きです。

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Tenor Saxophone Mouthpiece Meyer”M”Rubber ❷

ブランド名: Meyer 型番・仕様 :"M"・Rubber 高い汎用性を持つアルトサックスでの圧倒的な人気の高さから比べると、メタルの需要が高いこともあってか、テナーサックスにおけるメイヤーマウスピースの存在感は(アルトに比べて)相当地味な・・・存在。 方向性を狭く絞った(と思われる)このマウスピースは、ゴリゴリとパワーでプッシュするスタイルよりは、息使いの聞こえそうな小さい「ハコ」での、シビアで繊細さを重視したい場面での方が持ち味を発揮。全体的にタイトに設定されているオープニングがニュアンスを付け易く、細かく微妙な表情ーサウンドメイクが得意技。ダークで雑味のある音色は、ジャズテナーの王道と言うべき、いわゆるジャズサウンドを味わわせてくれて、先ほどのようなちいさなハコでボソボソとデュオでやる、または(昭和風の)スナックでママさんを上手に口説いてピアノをバックに機嫌をとりながらソロとかでやるのが向いてるかなあ〜って思っています。「流行り」「廃り」で言うなら、あんまり今風ではありません。が、先程のように地味に、あるいは大きく方向性を変えたい方にはお試しの一品。でもビックバンドに普通に不向きです、それも上手にサウンドメイクをすればするほどえす。 オープニングは全体的に言ってクローズド、(4番から)10番までありますが、先程も述べたように他のマウスピースほど「チップオープニング」が大きくありません。またアルトのように定番という存在が無く、6番~9番の需要が一般的です。その他にもグレゴリータイプ(G by Meyer)も存在しますが、こっちはもっと使い方がディープ、かなり踏み込んだ方向き。 リガチャー・キャップ付きです。

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Reed Vandoren “V16″②

メーカ名:Vandoren 名称・仕様:V16・シングルカット バンドレン社のリードで同シリーズのマウスピースが発売されていることもあり、JAVA同様、主にジャズやポピュラーミュージックを意識しているよう。リードのヒールに近い部分から振動するようなフィーリングで目の粗い比較的硬質な鳴り方が特徴的。バンドレンのトラディショナルほどではないが、(比較的)強めのコシを持っているため、音色的な部分よりくわえた安定感を求めるとか、もしくはそのコシの強さと音色の硬質感を目いっぱい生かして、大胆かつパワフルにプレイするとかが、持ち味を発揮するはず・・・。これでできないってことはないが、細かく鳴らしきるとなると割合い難しく、ボソボソとあるいは神経質にプレイしたいのであれば、他が選択肢があるだろう。イメージ固まってしまいそうだが、その昔、デビットサンボーンが、使用していたことで知られています。 Soprano,Alto,Tenor の各Sax用のみのシングルカット。

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