Mutes For Trumpet & Trombone

ミュート(弱音器)
ミュートとは、一般的には弱音器のこと。音を小さく(弱く)するためのもので、付ければもちろん音は小さくなります。その特性から考えられたものの一つが「プラクティスミュート」とよばれるもので、その効果を上手く活用したアイディア商品として(もうかなり以前の発売になりますが)ヤマハ「サイレントブラス」やベストブラスの「e-Brass」(現在ではその発展系のものを含め)など、その代表的なものといえます。
弱音としての効果以外にも、いろいろな材質(アルミ、コパー、ファイバー等)や、種類(ストレート、カップ、ワウワウなど)のものが出回っていることから、音色に変化をつけるため(BEST BRASS社ではサウンドトランスフォーマーと呼んでいるようです)の役割も大きく、こういった意味合いでの使われ方がジャズシーンでは、よくなされています。「生音、一番!」と言ってしまえばそれまでですが、専業のメーカーもあるくらいで、ブランドはもちろん材質や形など、こだわると迷いが出るほどです。

4、バケット
代表的バケットミュートと言えばニューストンライン(NSL)社製のバケツ(円筒形)状の形に3本足の付いたもので、名称は「ベルベットトーン」。大変やわらかいサウンドは、やさしく包み込むようで、バラードや「歌もの」のバッキングでは、懐かしさとともに一段とムードを引き立てます。
どちらといえば古めのジャズで使われているようで、グレンミラー楽団やデュークエリントン楽団などサックスセクションとブラスセクションのブレンド感が高いのもこういうミュートによるものと言えなくもありません、したがってビッグバンドなどのセクションで使われることがほとんどで、クラシック音楽ではもちろん、ソロで使用することは、本人がよほど強引に希望しない限り、ほとんどありません。

NSL ベルベットトーン ベルベットトーン装着

5、プランジャー(ピクシーストレートとともに使用することもあります)
カップ状の形で、これを手に持ち、ベル前で開閉します。「Du-Wa、Du-Wa」は手軽に味わえるジャズサウンドの一つで、ジャズ等の譜面上に「+(=クローズ)」や「○(=オープン)」の印がある時がそれ。ピクシーはストレートミュートをプランジャーに隠れるよう小型化したもので、基本的には、プランジャーとセットで使用。ベル前で閉じたり開けたり‥、見た目には割と簡単そうですが、実際には「+(塞ぎ方)」や「○(開け方)」で吹き方を変えていき、その上に楽器も不安定になるため、実際にはかなりシビア、ある面ではピッチも二の次的で慣れとコツの習得が必修です。でもうまく使えばサウンドのメリハリが付き、アクションも付いて結構カッコイイかと…
ニューストンライン製に、かつてグレンミラー楽団が使っていたことからその名称となったその名も「グレンミラー」というのがあって機能はほとんど同じ。これとは別にゴム製のツートンのものが「プランジャー」といいます。
その他「ハット」というものがあります。大体は同じような使い方をしますが、「もう少しラフに操作する」と思ってもらうとわかりますか…?ついでに「ハンド」、手ですることもあります。

プランジャー、でもこれの名前は「グレンミラー」 NSL hat