YAMAHA “Bobby Shew”model “Light Turning specification” Report

YTR 8310Z “Bobby Shew” Model “Light Turning specification”
前回はYTR-8310Z、「ボビーシューモデル」(監修)を取り上げ、ライトに盛り上がりましたが、今回はライトチューニング仕様をリポートして、へヴィに盛り上がりましょう。

***相変わらずですね、概要とか仕様などは前回のリポートでされているので、その辺りは省略して試奏を中心に話してもらいましょう。今回のライトチューンバージョンを試奏して、実際どうですか?
前回(ノーマルバージョン)でも説明した通り、Mボアなんですが、エアスルーとか全く変わっていません。根本的なパーツ…例えばチューニングスライド、マウスパイプ交換の等、大きな変更(改造)を行っているわけではないらしく吹奏感は変わらず軽め、ハイトーンやフォルテでもそれ自体あまり変わりません。ノーマル同様、Mボアであることが、効率よく鳴ってくれるという印象ですね。
 

***音色とかその辺はどうでしょう、違いますか?
ヤマハのカスタムモデル(ゼノ等)というとニュートラルから暗め、クラシカルなジャンルでの人気が高いように落ち着いた音色だと思うのですが…やっぱり”Z”は違いますね、音色にブライト感があります。ノーマルだと、ところどころサウンドに「目の荒い」部分があり、それらが明るさ、華やかさを後押しするところがありましたが、この楽器の場合は、まとまったって言うのか…その「荒さ」が上手く収まって、オリジナルの華やかさや明るさを残しつつ、その分より「濃く」なっているような印象ですね。

***ほう、他には、サウンド面とか、何かありますか?
元々マイク乗りの良い楽器だとは思うのですが、より乗っかるようになったと思います。元々硬質で線の細いトーンが持ち味ですが、サウンド全体に(広がりを抑えて)まとまり感がでてきた分、先ほどの線の細さが気にならなくなりました。それに伴い(若干ですが)モニター性も変わってると思います。
 

***より指向性が出てきた、って言うことですね、その他だと、何か?
全体的にタイト感があり、このままでも良いところですが「音ヌケ」してくるともっと楽しくなるかもしれません。ロウトーンなんかどうなんでしょうねえ?
先ほど「『荒れ』た部分が収まった」って言いましたが、それに関連して「割れる」っていう感じがしなくなりました。もちろん限度が無いわけではありませんが、フルパワーっていうか、ラフに吹いても安心感があります。この辺りがノーマルと違うところだと思いますが、どうですか?

***はい、そのようになってるはずですが…。
その他だと、鳴り方に関連するかどうかわかりませんが、音のアタリ方が違うよう気がします。ポイントが狭いと広いとかではなく……、「意外にスパッとアタル?」って感じ―パラダイスです!ストレスがありませんね。ハイトーンとかは階段を上がるようなって感じですかねえ…わかるかなあ?

***全然、別物って言うことですか?
まあ別物と言えばそうなりますが、「全く違う楽器を吹いている」って言うことはありません、「これだけ」だと何が違うのか、わからないかもしれませんね、オリジナルと同じ部分もありますから…。(スタンダードと)比較して細かく見ていくと大きく違いが感じられますから、その点で言うと中上級者の方のほうが面白いと思います。

***トータルとしては吹き易くなっている?
ハイトーンとか「狙って吹ける」って言うことになるとそうですが、そこだけだったらスタンダードでも十分です。「エヴォリューション ワン」ってところでしょうか。

***ランサーですか?最後に何かあれば。
面白い楽器です、試奏してみてください。ライトチューニングモデルといっても侮れませんよ。

***ありがとうございました。